~硬くなる血管、60%の高齢者が抱える血圧問題~
(高血圧と言われる数値の判断で増える患者数)
後期高齢の年齢を過ぎた老人が数人集まると、いつの間にか老化による
体力の劣化と体調の良し悪しの話となり、やがて共通の話題として
血圧の話になります。
「俺は高血圧と言われ薬を飲んでいるが、時々飲み忘れるが
変わりないし気にしない」
「私も60歳過ぎから25年間降圧剤を飲んでいる、
おかげで目下正常値だ」
「俺は高血圧だと医者から言われたが、別に体調に
変わりないのでそのまま気にしない」
「血圧は正常の様だ、健診の時医者から褒められるが
特別な努力はしていない」
「薬は飲みたくないが、高血圧を放っておくと動脈硬化から脳梗塞や
心筋梗塞の危険があると脅され、しぶしぶ薬を飲み始めて3年になるかな」
これは先日気の合う老人の会合があり、酒食の席で出てきた話題で、
70代後半が2人、80代前半が1人、80代後半が2人、そうして90歳超えの
私を交え、健康が気になる高齢で話は体調と病歴、今対応している
病気などになります。
「60歳前まで低いと言われた血圧だったが、65歳に大病をして体調が
変わったのか高血圧になった」
これは私の発言です。
胆のう胆管結石で40日以上入院し、退院してから数か月経過した66歳に、
行政区から高齢者の無料健康診断の案内があり試しに受けたら、
高血圧それも上の収縮期の血圧が190、下の拡張期の血圧が90という
異常でした。
私自身は生活の中で体調の異変も感ぜず、のぼせも頭痛も肩こりも、
疲れも不眠もないのになぜ高血圧になっていたのが信じられませんでした。
「この血圧状態は放っておくと大変なことになる」
脅しの言葉をかけたのが、現在の私の主治医です。
その後通院が始まり指示されるまま26年間にわたり高血圧対応の薬を
飲み続けています。
長期入院の病気をしたり、高血圧と言われたりしたので、健康に関して
人一倍関心を持ち、人間の身体の構造と働き、体調を崩し病気になる
メカニズムなど知るにつけ、健康には生活習慣が大事で身体を気遣う
心配りが大切とわかり、このメルマガを発表する契機にもなりました。
基本的には人間の病気も動物の病気も原因は変わりなく、鶏や畜産動物の
ビジネスで体験した知識と経験は役立ちました。
動物の病気対策のため抗生剤に変わる生菌剤や酵素や発酵物を協力者と
一緒に開発し、また植物が持つ機能性物質など使用し、動物の発育と
健康に寄与しました。
これらの物質は同時に人間の健康維持に大いに関係することも知り、
その中でも特に大豆の機能性物質イソフラボンをバイオ処理した
ペプチドタンパク製剤の中のあるアミノ酸が、病気や高血圧を防ぐ働きが
あることも発見しました、その話は後にしましょう。
ところで話題になった高血圧は高齢になるほど発生が多くなります。
原因は肉体の老化で、皮膚や筋肉や視力、聴力が劣ると同時に血管も老化で
弾力を失い血流に影響し、血液を全身に行きわたるためには、心臓から
強い力で血液を送り出さなくてはならず、それが血管へ強い圧力を与え
高血圧となるようです。
ゆえに血液を全身にくまなく行きわたらせ、生理的な代謝を順調に行う
生命維持の必要から高血圧となります。
これは老化による原因ですが、老化以外の原因では、ストレスの多い人、
運動不足の人、肥満の人、大酒を飲む人、タバコを吸う人、不眠症の人、
塩分を多く摂取する人、潜在的に慢性病がある人なども、血流と血圧に
乱れが生じそれが恒常的な状態となると、高血圧になりやすくなります。
さらにもう一つ大きな要因に、遺伝的な体質、さらに原因がよくわからない
高血圧もあり、これらは本態性高血圧とも呼ばれます。
さて、この高血圧は日本人の国民病と言われています。
多くの人は顕著な自覚症状がないので、気がつかない隠れ高血圧の
ようですが、健康診断で初めて発見され高血圧と言われた人を含め、
現在全国で4300万人から4500万人にもなるとの発表もあります。
その中で高血圧を自覚している人は約1500万人ぐらいですが、積極的に
医者にかかり薬などで対応してる人は1000万人ぐらい、その他多くの
高血圧症状の人たちは放っておいても体に支障がないので治療どころか
気にもかけません。
しかし医者に言わせると、高血圧を治療せず放っておくと、心臓や腎臓に
障害が発生する確率が高く、ことに血管は傷みやすく動脈硬化が発生し
大病の予備軍で危険と言います。
体調と気分に支障がないのに、ある日突然命の危険にさらされるので、
高血圧を「サイレントキラー(無言の殺人者)」と呼んでいます。
殺人者と呼ぶのも高血圧が原因で心臓麻痺や血管破裂や梗塞の引き金になり
命を落とす確率が高いからです。
それも突然死になりやすく、幸い回復しても後遺症に悩まされる頻度が
高いからです。
その危険度が高い高血圧が4300万人もいて、その大半がそのことを
知らずに生活していることは恐ろしい。
実際には1億2600万の人口から子供や若者を除いた人口を約1億人とすると、
成人の34%の人が高血圧でサイレントキラーの危険を抱えることになります。
65歳以上の高齢人口が3600万人としたら、高齢者のすべてが高血圧患者
とも言えそうです。
事実2015年に国民健康栄養調査で発表された数字によれば、65歳以上で
63%、75歳以上で75%が高血圧との発表があります。
この統計数字でみると65歳以上で2340万人の高齢者が高血圧となります。
それゆえ血圧が話題になった会合での老人6人のうち、5人が高血圧と
診断されたのも納得できます。
そのうちの4人が降圧剤を飲んだ経験があり3人は現在も服用してます。
薬とは常識的には病気を治療するために服用するとの定義から考えると、
少なくとも4人は病人となりますが、中には高血圧と知りながら、
薬を飲まず平常な生活をしている80歳半ばの老人は血圧は高いが
病人でないのでしょうか。
高血圧とはそのように自覚していても、生活に支障なく健康状態も
すこぶる順調で元気な人も多く、かえって若干高血圧気味の人の方が
活動力があり、それが生活にプラスしているケースもあります。
事実、高齢者で低血圧の人は血液循環が悪く生理的な代謝が活発でなく、
脳細胞の活動に影響し認知症の原因にもなるともいわれます。
だから年相応に血圧を高くして、血液循環の必要性を重視する研究もあります。
高血圧の危険と血液循環の不全とどちらを優先すべきか、悩ましい問題です。
ただ気を付けたいのは、高血圧がありさらに生活習慣が原因とされる慢性病の、
高血糖症、高尿酸症、高脂血症などが合併してる状態です。
これらは病気ですが平常は顕著な症状が出ない隠れ慢性症状で、同じ
サイレントキラーの仲間で、現在は生活に支障がないけど放っておくと
大病になり生命の危険をはらむ慢性病です。
問題はこの高血糖、高脂血、高尿酸や腎臓機能に問題がある人は高血圧にも
なりやすく、これら原因がわかっている高血圧を二次性高血圧と言いますが、
どちらが原因でどちらが結果なのか分かりません。
言えることは高血圧と慢性症状が重なり合いますと、病気発症率と危険度は
倍加します。
顕著な例は、高脂血症と高血圧が重なり合うと、血管は劣化が顕著で、
梗塞、出血、破裂が起こりやすく、また高血糖と高血圧による動脈硬化の
促進、高尿酸による腎臓機能低下などです。
実際日本人の死因で多いのは一番がガンですが2位と3位は脳と心臓の
血管障害のようで、これは高血圧が関係します。
それとは逆の低血圧による脳卒中などもあり、いずれにしろ血圧は
正常範囲を保つことが肝要です。
私も高尿酸から痛風が発症しましたが、高血圧と関係したか否かは
定かでありませんが、足の関節に尿酸が沈着したことは血流とも関係し
代謝がスムースに行われなかっとも言えます。
とにかく高血圧は他の慢性的生活習慣病と関係すると、怖いです。
さてこの集会の老人仲間も、若いときはあまり気にしなかった、
また知らなかった血圧の数値ですが、60歳過ぎぐらいから健康診断などで
時として高血圧と測定され、この血圧数字が気になりだし、後期高齢の
年齢となった今は大方が高血圧だと自覚し診断を受けます。
このように多くの高齢者は診断する医者の言葉で神経質になり、食事と
体重また運動不足などが気になり注意を怠りませんが、やがて高血圧を
治す薬で対応するようになります。
それが確かで簡便ですから、私もその一人です。
老人と言われる65歳過ぎの人は、ことに血圧が気になりだし、その意識が
あると医者に測定される瞬間だけ血圧が高くなる人もいるようです。
白衣症候群とも呼ばれますが、そこで「高血圧気味ですね」と医者から
指摘され、そこからさらに血圧が気になりだす経験がかなりの人にあると
思います。
診断する医者は、医療機関が正式に認めている血圧の正常値を基準に、
血圧計測定でその基準より高い数値が出た人に、その結果を正直に
知られていて、医者の思惑だけで高血圧だと宣言しているわけでは
ないかもしれません。
たしかに血圧や血流に何の障害がないことが健全と考えたら、医者は
血圧測定器の数字を尊重し、その結果基準値より高いので健全でないと判断、
治療の必要を伝えます。
問題はこの血圧の数値の基準です。
高血圧と診断される収縮期と拡張期の血圧の数字で、またその決定が
何を基準に誰が決めているかです。
さてそこで、日本の医学会、血圧学会などが発表してきた血圧の正常値の
変遷を調べてみましょう。
いまから約60年前、1960年代日本で出された内科診断学の教科書の
「日本人の年齢別平均血圧算出法」に最高血圧は年齢プラス90までと
あります。
すなわち60歳の人は60+90=150でそれを超えた上の収縮期の数値が
150以上でしたら高血圧との診断です。
90歳ですと当然90+90ですから180までは血圧に問題がないとなり、
この数字を超えなければ正常血圧ということです。
これは年齢によって血管の状態も異なってくるので、それを勘案して
許容範囲の数値を決めたのでしょう。
私も60歳ぐらいまで、正確には66歳で高血圧と言われたその日まで、
この数字が血圧の最高値でそれを超えれば高血圧と思っていました。
しかしその時私の血圧は上が190ですから60歳代の高血圧の数字を
はるかに超えていたので、高血圧は間違いありませんでした。
しかし薬投与後、上の血圧が150を切っても医者はまだ高血圧症状と
診断していました。
1999年、WHO(世界保健機構)やISH(国際高血圧学会)から、140/90以上は
高血圧とする定義が出され、日本もその数値を採用し、高血圧学会は
2000年に年齢プラス90を改め、高血圧の上限を130/85にしました。
だが高齢者の血圧の実態にも合わせ、70歳は上の血圧数値を150-160、
80歳以上を160-170とし、下を90とした緩衝的な数値としました
ところが2003年に学会は高齢者も含め140/90以上を高血圧患者と
決めて、高血圧がもろもろの病気の根源と考え、降圧剤を
極力進めるようになりました。
しかしながらその数値も2019年高血圧学会は、上の血圧が130から
139まで下を80までとしそれ以上は高血圧、とアメリカの血圧学会に
追従したようです。
このように高血圧に対する判断も、時代や環境または研究や他国の基準
などによって短期間に変動してきました。
学会も若いときの弾力のある血管状態の血圧が理想で、その血圧数値を
保つことが大切と考えての指標でしょう。
ところが年代を重ねた人たちは、肉体も血管も柔軟性が失われ、血圧も
血流も若いときのようにはいきません。
それを勘案した日本人に合った老人の実情も加見した健全な血圧条件を
示すべきだろうとの意見もあったようです。
ご存知の様血圧は、季節の変化や寒暖の差、起きた直後の朝の時間、
日中や夕方や夜間、その日の天候と気温によっても違いが出ます。
また勤労日と休暇日、精神が緊張状態か弛緩した時かによっても違い、
さらに家庭で測定する血圧と病院での測定でも変わります。
それだけ微妙に変化する数値を、一回の検査測定で決める難しさも考慮
すべきです。
ところが私の主治医はアメリカ学会の数値を示しながら
「上が120、下が70が望ましい」と理想血圧数値を示します。
「その数値では、ほとんどの老人が高血圧になりますね、降圧剤の
売り上げが上がるでしょうが」私は笑いながら言いますと。
「アメリカの学会が長い研究とエビデンスに基づいて発表している数字
ですから正しく、高血圧による病気発生が少なくなる」
実際はこの数値でアメリカは多くの高血圧患者を輩出しました。
降圧剤もそれまで年間3000億ドルだったものが1兆6000憶ドルに
膨らんだようです。
このように発表される数値一つで、製薬会社と医者の売り上げ数字が
大幅に上がれば、巷間に聞こえる声は業者と学会の結びつきはどうなって
いるのだとなります。
健康を担保にしたビジネスとの疑いもでます。
この厳しい高血圧の数値のためか、日本でも4300万人の高血圧が
疑われる人が出たのだとしたら、1990年代までの年齢プラス90の査定
でしたら、高血圧患者が何人だったかも知りたいものです。
それはさておき、日本でも血圧数値について学会により違いがあります。
一つの例は健康検査する人間ドック協会が2014年に示している高血圧の
数値は、149/90としています。人間ドックで検査する年代が大方高齢者
ですから、この数値で問題がないと判断したのでしょう。
最近になって高血圧学会も若者から高年齢まで130/85から上が130-139
下が85-89が正常血圧と引き上げ、75歳以上は上が150下を90までを
許容範囲内としました。
もっと細かく言いますと、140-159/90-99までを「一度高血圧」
160-179/100-109を「二度高血圧」180/110以上を「三度高血圧」とし、
この数値は全てを高血圧と診断するようです。
この数値が日本人の至当血圧数字で、必ずしも世界学会が発表する数値に
従うことがなく独自のものとしたのでしょう。
さて、私も高血圧と言われ降圧剤服用で25年間ほど経過しています。
私の家系は血管障害で落命した人が先祖に多く、事実私の母親も脳出血で、
当然高血圧が原因と見ます。
故に私の高血圧も遺伝とその体質から来ており、先回も採血で血管が細いと
発表したよう、血流が血管に与える圧力は高いと思いますし、まして
高年齢血管は固く動脈硬化の疑いもあるでしょう。
しかしここ数年、いやもっと長く血圧は正常です。
当然降圧剤の効果とも思いますが、さらに付け加えれば高血圧と診断された
後に開発した、大豆タンパク質酵素触媒のバイオ製剤「バイタリンZ」という
サプリメントを飲んでいる良い影響もあると思っています。
その要因はこの製剤のアミノ酸が寄与する一酸化窒素(NO)の存在です。
一酸化窒素はご存知の方も多いと思いますが、血管を弛緩させ血流と血圧の
正常化を助ける血管内で働く大切の物質です。
血管の弾力性を保ち血流を促進させる物質で血管の中で絶えず活動しており、
このメカニズムを活用した勃起薬のバイアグラは有名です。
この一酸化窒素はあるアミノ酸が原料です。
そのアミノ酸をペプチド結合させバイタリンZに豊富に含まれています。
私も毎日摂取していまして、血圧だけでなく抗酸化作用も高く便通も
スムース、肝機能も元気ですが腰痛の骨と神経には効果がありません。
このサプリメントが、今服用している血管を広げる作用のカルシウム拮抗剤と、
高血圧の原因ホルモンのアンジオテンシンの働きを阻害する降圧剤の効果を
相乗的に高めていると思います。
その成果で長いこと正常血圧が続き、夏の期間など低血圧気味になり、
時々薬をスキップするくらいで、降圧剤は飲み続ける必要があるのかとの
疑問も起きます。
また薬の処方のため医院を訪れる面倒もあり考えさせられます。
しかし慢性の病気の高血圧、年齢も考え薬を止めたら元の高い数値に
戻るのではかの心配もあり、今は副作用もないので続ける気持ちです。
それと長いこと付き合っている主治医、血圧以外の体調不良の相談も気軽に
できます、年齢を考えたら高血圧で訪れる面接が他の不祥事を救って
くれるかもしれません。
集まった老人たちも
「飲むのが面倒だから止めようと思うが、心配で止められない」
「一度止めたが、まもなく高くなったのでまた飲むようになった」
などと降圧剤に対する考えです。
また一般的に言われるのは、生活習慣や食事内容を変え塩を減らし、
脂肪過多の赤肉から鶏肉と魚や野菜を増やすし、飽食せず、軽い運動を
心がければ、薬を飲まなくても血圧の状態は変わってくると言います。
タバコを止め、肥満体重を10%以上ダウンさせたり、アルコールの量を
セーブしただけ正常血圧になったケースもあります。
また私どものサプリメントの愛用者の中には、健康増進だけでなく
高血圧対応で服用している人も多いです。
正に生活習慣や食生活によって血圧は正常値になるようです。
定年退職し仕事の緊張が無くなっただけで血圧が下がったケースもあり、
精神的な影響も関係する血圧です。
また高血圧対策として、医者に行かなくとも家庭の血圧計で測れる
簡便さもあり、いろいろな条件で血圧の上下の変化を知るだけに、
医者以上に自分の体調と血圧は自分自身もっとも分かっているようです。
しかし薬をもらうには医者の診断と処方箋が必要で、その必要から
仕方なしに病院へ行く人も多いはずです。
私もコロナ以後2ヶ月おき病院を訪れますが、血圧測定はなく家庭での
血圧測定数字を報告するだけです。
もっとも家庭用の血圧計で毎日ではないが、朝と晩に測定しますが、
平均すると135から70ですこの測定値の方が統計的に正しいでしょう。
ただ少し心配なのは上と下の数値が60以上開いていることで、この開きは
動脈硬化が始まっているとの知らせかとも思います。
主治医に言わせますと「92歳になって若者と同じ若さの血管でありえない、
年齢が動脈を硬くしますから」となります。
その意味から言いますと、ますます高齢になる年齢、運動不足もあり
血管は硬直するのが運命、あとは我々が開発した大豆アミノ酸で、
血管をやわらくする効果にかけます。
それだけ高血圧は原因が複雑で人により違います、その要因によって対応も
変わってくるでしょうが、生活習慣が変われば薬の内容も変わるでしょう。
最も大切なことは自分で高血圧を治そうという気持ちが大切なようです。
2024年5月13日
おくむら よしみ