2018.12.06
初めまして、稲葉統也です
1996年(30才)の頃に目が見えなくなってしまい、突然の視覚障害者に…。
病名は、「網膜色素変性症」
原因はいまだに不明で、国の難病指定の1つである病魔だそうです。
突然、目が見えなくなり、不安になり、一時は人生をリセットしようかな?と、
考えたこともありましたが、妻や子供達の
「お父さん!がんばって!」
の応援が私を救ってくれて、生きる希望となりました。
当時の子供たちの年齢は、3才・2才・0才の3人でした。
今後、どのように子供たちを育てていったらいいのだろうか?
とても悩んだことを思い出します。
自分が前向きに進んでいったら
家族みんなに何か伝わるんじゃないかと思い
競技性のスポーツに挑戦してみました。
ただ、自分を信じてみました。
その結果、
下記のような成績を収めることができました。
しかし、
スポーツでの収入はないため
子供たちの学費が必要になる年齢の頃に
スポーツの競技者をすべて止めて仕事のみの生活になりました。
あれから8年が過ぎました。
今は、子供たちみんなが自立してくれたので、
また、スポーツの競技者として再開しました。
再開するに当たり
目標を 3つ持ちました。
1つは、
2020年東京パラリンピックに出場すること。
1つは、
2003年・静岡国体に選手団首相 並びに 選手宣誓
をさせていただきましたので、
47年後の静岡国体に選手として出場すること。
1つは、
障碍者の私が、健常者のマスターズ陸上の大会で、
90才~100才の間に大会記録を残すこと。
以上の3つの目標を掲げて
スポーツの競技者として再会させていただきました。
現在は、52才で若い頃のように体は動きませんが、
今だからできることをし続け、
コツコツの継続で結果を残したいです。
あれがあったらできるのに…
これがないからできない…
ではなくて、
今ある環境の中で精一杯努力し続けることこそが重要ということに気がつきました。
同年代の皆様からの応援が
勇気となり元気となり結果となります。
どうぞ 応援も宜しくお願いします。
* 私がいつも心の中で思っていることです。
・生まれてきた以上、全てにおいて勉強であり学びですね。
・成功とは自分の達成度であり、他人と比べる必要はないですね。
・自分がしてきた努力は自分が一番知っていますし、
努力は人を裏切ることはしないですね。
・「これがないから…あれがあったら…」でなく、
今、自分が置かれている環境の中で本気になり最善を尽くしたいです。
・背伸びや無理はしない
でも、今 出来ることには自分に甘えることなく限界まで挑戦したいです。
・人はいつからでも変わることができるはずです。
最後ですが、
今がいいと思えたら、いやだった過去が変わります。
そしたらきっと 未来もいいはずです♪
今までのスポーツの成績
1998年 | 11月 | 全国視覚障害者柔道大会(東京都) | 2位 |
1999年 | 1月 | アジア柔道選手権大会(バンコク) | 銅メダル |
11月 | 全国視覚障害者柔道大会(東京都) | 1位 | |
2000年 | 9月 | シドニーパラリンピック柔道(オーストラリア) | 5位入賞 |
2001年 | 9月 | 世界柔道選手権大会(ブラジル) | 5位入賞 |
10月 | 全国スポーツ大会(宮城県)投擲2種目 | 1位 | |
11月 | 全国視覚障害者柔道大会(東京都) | 1位 | |
2002年 | 6月 | 関東水泳選手権大会(群馬県)ブレス2種目 | 1位 |
9月 | 世界柔道選手権大会(イタリア)団体戦 | 金メダル | |
10月 | アジア柔道選手権大会(韓国) | 銀メダル | |
11月 | 全国スポーツ大会(高知県)投擲2種目 | 1位 | |
2003年 | 11月 | 全国視覚障害者柔道大会(東京都) | 2位 |
11月 | 全国スポーツ大会(静岡県)投擲2種目 | 1位 | |
2004年 | 11月 | 全国スポーツ大会(埼玉県)投擲2種目 | 1位 |
2005年 | 11月 | 全国スポーツ大会(岡山県)投擲2種目 | 1位 |
11月 | 全国視覚障害者柔道大会(東京都) | 2位 | |
2006年 | 5月 | 全国視覚障害者自転車競技大会(東京都)200M・ハロン | 1位 |
全国視覚障害者自転車競技大会(東京都)1000M・4000M | 2位 | ||
2006年 | 10月 | 全国スポーツ大会(兵庫県)投擲2種目 | 1位 |
* ここで3人の子供達の学費とか経済的に厳しくなり一度、現役選手をやめましたが、そんな子供達もみんな自立してくれたので自分の一生涯かけた夢に向かって進むことにしました。現在52才ですが、人生かけた3つの夢です。 1. 54才で、2020年の東京パラリンピック出場に向けて。 2. 80才での、2度目の地元静岡での全国スポーツ大会の出場に向けて。 3. 100才までに、障がい者の私が、健常者のマスターズ陸上で記録を残すこと。 競技性スポーツの再開です。 |
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2015年 | 11月 | 全国スポーツ大会(和歌山県)投擲2種目 大会新記録 | 1位 |
2016年 | 11月 | 全国スポーツ大会(岩手県)投擲2種目 大会新記録行進 | 1位 |
2017年 | 10月 | 全国スポーツ大会(愛媛県)砲丸投げ | 1位 |
2018年 | 10月 | 全国スポーツ大会(福井県)砲丸投げ | 1位 |